ヘルペス感染症の原因

ヘルペスは人と人との直接的接触やタオルなどを介して感染します。既に感染してウィルスを持っている人は体の抵抗力が低下した時に再発しやすくなります。症状が出ているときは人と同じものを使わないようにするなど注意が必要です。

カポジ水痘様発疹症

原因 単純ヘルペスウイルスⅠ型(初期感染が多いが、再発も多い)
感染経路 アトピー性皮膚炎などで傷ついた皮膚から感染
好発年齢 0~5歳くらいの小児
好発部位 顔面や上半身(アトピー性皮膚炎のある場所ならどこでも発症)
潜伏期間 5~19日
主な症状 皮膚疾患のある場所に突然水疱ができる。発熱やリンパ節が腫れることがある。
もとになる病気 アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、ダリエー病、やけど など
間違われやすい病気 水ぼうそう、とびひなどと似ているが水ぼうそうが全身に症状が出るのに対しカポジ水痘様発疹症は部分的に発疹がでる

ヘルペス性歯肉口内炎

原因 単純ヘルペスウイルスⅠ型(ほとんどが初期感染)
感染経路 ヘルペスウイルスをもつ人(母親や家族)との接触
好発年齢 生後6ヶ月から3歳までの乳幼児
好発部位 唇の粘膜、舌、歯肉、口のまわり
まちがえやすいの病気 ヘルパンギーナ・手足口病

口唇ヘルペス

原因 単純ヘルペスウイルスⅠ型(ほとんどが再発)
感染経路 潜伏したウイルスが風邪による発熱、ストレス、疲労、日光などによって再活性化
好発年齢 若年成人
好発部位 唇の粘膜、口のまわり
まちがえやすい病気 口角炎

顔面のヘルペス(頬、眼など)

原因 単純ヘルペスウイルスⅠ型、まれにⅡ型(初感染または再発)
感染経路 (1)顔面の神経節に潜伏しているウイルスによる再発
(2)ヘルペス性角膜炎に引き続いて起こる場合
(ヘルペス性角膜炎はときに視力障害を残すので注意が必要)
好発部位 眼のまわり、頬、下顎

ヘルペス性ひょう疽

原因 単純ヘルペスウイルスⅠ型、Ⅱ型(初感染および再発)
感染経路 指しゃぶりなどで唾液から感染
好発年齢 乳幼児
好発部位 爪のまわり、指、手のひら
主な症状 小さい水ぶくれが集まってあらわれる。痛みが強い。2~6週間で治る。
まちがえやすい病気 手足口病

性器~肛門のヘルペス

原因 単純ヘルペスウイルスⅠ型(初感染)
感染経路 母親、家族、介護者などの手指からおむつの交換時に感染
好発年齢 乳幼児
好発部位 性器から肛門周辺(カポジ水痘様発疹症の一部のことが多い)
主な症状 強い炎症、小さな水ぶくれが多発。発熱、不機嫌。3~4週間で治る。
まちがえやすい病気 おむつかぶれ+手足口病